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素敵なものをお好きなだけ

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No.1956 

星海社で連載している版の『うーさーのその日暮らし』は、ぼくが過去11年間このサイトに書いてきた文章を1コマの絵に落とし込むために極端に短くリライトし、全体を構成し直したものだ。
 
リライトといっても構造や設計は全くの別モノで、ぼくの独白に近い形だったものを環境や登場人物を付加する形で作り直しているから、文章の意味自体も結構変わっていたりする。
 
文章で書かれていた多くの部分を絵に預けられるし、前提条件としての絵があるからこそ文章も端的になり、登場人物が増えていることで、対話によって肯定→肯定、肯定→否定のように、ニュアンスもより微妙にコントロール出来るようになった。
 
また、うーさー以外の部分、一緒に出てくる女の子等については、ぼくが以前黄獣本でプロローグを書いたラノベとそれ用の膨大なプロットや設定を共有していて、名前やその子がそもそも何なのか等、具体的な記述は敢えてしていないけど、キャラクターのバックボーンは結構綿密にあったりとか。
 
例えば、書き初めをしている回では女の子二人の利き腕が違うし、服の好みや話し方、うーさーに対する態度などもかなり違う。
 
その辺りで、ただショートコラムを1コマの絵にしてみたよ、というだけではない、季節感や時間の経過なども含めて、一年間のスパンでちゃんと“その世界”を描くための構造というのを、予め設計しながら作ってあったりするのです。
 
また、過去にこのサイトでの『うーさーのその日暮らし」』では出来なかったことなども色々と足されていたりするので、“ふじのきさんの絵がカワイイ!”という部分と併せて、楽しんでもらえると良いなと思います。
 
11年かけて うーさー → ぬいぐるみに → 擬人化(絵)→ コスプレ → その辺を全部まとめてラノベに → その設定を使って1コマ漫画に、という流れで来ているので、もう11年くらいかけてジワジワとここではないどこかへ向かっていくかもしれないし、いかないかもしれない。少女漫画とかイイナ。
 
ぼくではない、誰かの力で(他力本願)